西鎌倉幼稚園

地形が生かされた素敵な空間で、子どもたちの主体性を育む。

Education Story
 

物事をどう捉えどう進むかは自分次第。
 

凸凹の土、地肌の上を流れる木の幹、地形をありのまま残した「風の子広場」には、園長先生の想いが色濃く反映されています。

「アリゾナ州の壮大な自然の中で、2泊3日のキャンプをしたことがありました。自然の偉大さに、必死に知恵を絞った最高の時間だった。遊びのためだったらこんなにも夢中になれるんだって。こういう体験を子どもたちに残してあげたいと思ったの」

園舎の廊下には松ぼっくりやどんぐりが箱に盛られ、その横には牛乳パックで作った小さな鞄が置かれていました。広場に遊びに行くときには体に掛け、見つけた宝物をその中に詰めるのだといいます。

「ロープで崖を登ったり、凸凹の道で走り回ったりしていると足腰が強くなるんです。水溜まりを跳んで避けたり、虫を捕るために草むらに入ったり、自然そのものを体験できる環境が、子どもたち自身も大好きなんです。これやりたい、あれやりたいって色んなアイデアが出てくるんですよ」

その日の時間割は子どもたちの様子を見ながら担任の先生が決めています。集中している表情を見て、お昼ごはんの時間をずらすということもあるそうです。
子どもたちを夢中にする「やりたい！」を、全力でバックアップする。それが西鎌倉幼稚園の教育の形です。