幼保連携型認定こども園　あさひ台幼稚園

型がないから問われる想像力。泥あそびで育まれる教育。

Education Story
 

先輩が作った優しい環境が受け継がれ、今がある
 

中庭のウッドデッキは園庭に繋がり、泥を落とすための立水栓が設置してあります。園庭は両サイドの一部が人工芝となっていて、シンプルな敷地を彩っています。
遊びを通して、想像力や人間性を育んでほしいという教育方針であるあさひ台幼稚園。そのための環境がとても充実しています。

「芝生が子どもたちの良い休憩場所になっているんです。泥遊びをして一息つくとき、ふーっと息を吐いて大の字で寝転がったり。座っておしゃべりすることもあるんですよ」

朝から思いっきり遊んでほしいと、体操服での登園を許可しています。袖を上げ靴を脱がす準備から、片付けをして泥を落とし靴を履くまで。年少組はこの一連の流れを先生たちが行います。
年少組よりも年中組、年中組よりも年長組と、遊び方もダイナミックさが増していき、準備や片付けもそれに伴ってスムーズになっていくといいます。穴を掘る係、水を持ってくる係など役割を決め、三輪車で近くを走る友達を避ける。段々と遊び上手になり、多方面から成長を感じていくのだそうです。

「服を着たまま全身泥だらけになる、そんな今しかできない遊びや体験をさせてあげたいと思っています。しかし保護者の協力なしではできません。泥だらけの体操服を、いつも綺麗に洗ってくれるのは保護者のみなさんですから」

土や水は形がありません。実は泥遊びは、簡単そうに見えてとても難しいものだといいます。だからこそ想像力が生まれ創造性が育まれていくのです。
子どもたちの「学び」に適した環境というのは、施設だけでなく、先生と保護者が手を取り合って作り上げているものなのです。