園の教育スタイルを軸に、日々の遊びやイベントがどのように生まれたのか、動画と共にQ&A形式でご紹介します。
今回は東京都武蔵村山市にあるむらやま幼稚園の『大根掘り』について、教育や子ども達への想いを聞いてみました!
むらやま幼稚園
教育スタイル:食育・農業体験/音感教育・音楽教育/スポーツ・体育・体づくり
Q:なぜこの教育や遊び・イベントが生まれましたか?経緯や意図を教えてください。
A:設立者である吉野理事長は、もともとお茶農家として自然と密接に関わる生活をしていました。その経験から「小さい子には自然に触れ、土に親しむ体験をさせたい」という強い思いを抱き、農園を幼稚園教育に活かすことを考えました。特に、種まきから収穫、調理、そして食事までの一連のプロセスを通じた食育は、園児たちが自然の恵みを感じ、食べ物の大切さを学ぶ貴重な機会となっています。むらやま幼稚園では、四季折々の食材、例えばじゃがいもや栗、さつまいもなども栽培し、季節に応じた豊かな体験を提供しています。これにより、子どもたちが自然とのつながりを実感しながら成長していける環境を作り出しています。
Q:この教育や遊び・イベントで、先生達が意識していることを教えてください。
A:農業体験を通じて、子どもたちが自然に親しみ、自分の手で収穫する経験を大切にしています。例えば、栽培している聖護院大根は大変重く、運ぶのも一苦労ですが、保育者はできるだけ手を貸さずに、子どもたち自身が挑戦し、達成感を得られるように心がけています。また、年長児だけの特別な行事であるため、自分たちの分だけでなく、他学年の園児のためにも収穫するという経験を通して、他人のために何かをすることの喜びや、思いやりの心を育んでいます。
Q:この教育や遊び・イベントで、先生たちは子ども達とどのように関わっていますか?
A:収穫の前には、ただ作業を行うだけでなく、大根がどのような植物なのか、どのように成長し、どのような花を咲かせるのかといった基礎知識を子どもたちに丁寧に説明します。これによって、子どもたちは目の前にある大根がどのような過程を経て育ってきたのかを理解し、ただ収穫するだけではなく、植物の命に対する感謝の気持ちも芽生えるように導いています。さらに、収穫した大根がどのように調理されるのか、食べ物としてどのように私たちの生活に関わっているのかを伝えることで、農業体験が日常生活に結びついていることを実感させ、より深い学びへとつなげています。
幼稚園情報
むらやま幼稚園
住所:〒208-0013 東京都武蔵村山市大南1-25
求人掲載ページ:https://www.meetrii.com/search/553
園のHP:https://murayama-kg.ed.jp/
教育スタイル:食育・農業体験/音感教育・音楽教育/スポーツ・体育・体づくり
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