実習準備は頑張らなくて大丈夫?! 頑張らなくても良い理由と、やっておいたほうがいいこと。

2021年12月10日

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保育実習は不安で事前にいろいろと準備しておこうと考えますよね。でも実際はそこまで準備しなくても大丈夫です。

MeetRiiスタッフが保育学生時代に保育実習を終えて感じた、実習準備を頑張らなくていい理由と抑えておくべきポイントを

お伝えします!

 

 

実習準備を頑張らなくていい理由

 

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その理由は単純で、準備を頑張りすぎてしまうほど、現場で見える子どもの姿がぶれてしまうからです。

 

実習が始まる前から子どもと一緒にやりたい遊びを決めていたり、先に指導案をつくっている保育学生さんをよく見かけます。そして、その心意気自体はこちらも感心してしまうほど、とても素晴らしいと思います。

ただ、準備を頑張りすぎてしまうほど、自分がやりたいことに誘導していくような保育になってしまいがちです。

自分が実習で行う遊びを決めるのは、子どもたちの姿を見てからです。

 

指導案の「目的・目標」の部分は、それまでの子どもたちの姿から、次はこんな経験をして欲しいなど連続的な学びを踏まえた目標設定をしていくものです。子どもの姿を見ないで事前に作るものではありません。

子どもの姿を見ないで事前に指導案を作ってしまうことで、子どもの意向を無視した保育になってしまう可能性があります。

 

しかし、指導要領を見て年齢別のポイントをおさえた指導案を制作しておき、細かいところは子どもたちを見てからきちんと練っていけばいいと思う学生さんもいるかもしれません。

何歳ぐらいだから「こういった遊びをしよう」「こういった計画でいこう」と事前に考えていると、子どもたちをフラットな気持ちで見ているつもりでも、都合のいいように子どもたちを見てしまったり、自分が計画したものに関係のある子どもの姿ばかり目に入ってしまうということがあります。

 

偏った見方をしないためにも、基本的には何も準備しないで保育実習に取り組むのをお勧めします。

 

やっておいたほうがいい準備

準備しなくても大丈夫と言いつつも、やっておいたほうがいい準備というものはあります。

 

それは、これまでの実習の振り返りです。

部分実習や責任実習というのは、基本的に2回目や3回目、もしくはそれ以上の実習回数を経て行います。

過去の実習簿や指導案を見返して、これまでの実習で学んだこと、担任の先生から指摘された内容などを再度振り返り、次の実習の目標設定を明確にしておきましょう。目標を持って臨むだけで先生たちの印象も違ってくると思います。

 

とはいえ、遊びを何も考えないで臨むのが不安という保育学生さんも多いと思います。

遊びの準備を事前にしておきたいと思う保育学生さんには、多くの遊びを調べて、自分のレパートリーを増やしておくことをお勧めします。

 

例えば、自分の担当クラスが4歳児と決まっていても、前後の3歳児や5歳児の遊びも調べておくことで、子どもたちの成長や反応を見て様々な遊びに応用したり、臨機応変な対応をすることができると思います。

 

事前準備を頑張ることよりも実習先の先生の行動やふるまいを参考にして、子どもたちとたくさん接してみてくださいね。

 

 

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