子どもたちは、絵本が大好き!
時には、大好きな絵本が劇ごっこやなりきり遊びに発展し、絵本の世界に入り込み、大好きな登場人物になりきって遊ぶこともあります。ごっこ遊び・なりきり遊びは、想像力や表現力が養われる幼児期には欠かせない遊びです。ぜひ、幼児期の間にたくさん、ごっこの世界に入り込み、遊びこむ経験をさせてあげたいですよね。
今回はごっこ遊び・なりきり遊びに発展しやすい、楽しい絵本を紹介します。
ごっこ遊び・なりきり遊びにオススメしたい絵本3選
グリーンマントのピーマンマンシリーズ
作:さくら ともこ 絵:中村 景児(岩崎書店)
嫌われ者だったピーマンが、ピーマンマンに変身し、バイキンたちをやっつける、という子どもたちに大人気のお話です。
グリーンのマントを背中につけてあげれば、すぐにピーマンマンごっこができます。年齢に合わせて、バイキンを一緒に作ったり、用意してあげると、さらに遊びは広がります。歌のCDも発売されているので、オペレッタに挑戦するのも良いでしょう。
ピーマンマンシリーズは、食育でもよく使われる教材です。子ども人気も高く、おすすめの絵本です。
おにの子あかたろうのほんシリーズ つのはなんにもならないか
作・絵:きたやまようこ(偕成社)
おにの子あかたろうと仲間たちが、『むしゃむしゃの森』に冒険に出かけるお話です。
同じセリフを何度も繰り返すので、子どもたちはそのセリフを覚え、おにの子になりきって、セリフを言うことを楽しめます。
むしゃむしゃの森を、歌を歌いながら歩くシーンが特に人気です。この歌は公式のメロディーがついていないので、ぜひ楽しいメロディーをつけて一緒に歌ってみてください。鬼の帽子をかぶって、歌を歌いながら園庭の木々の間を歩くだけでも、子どもたちは絵本の世界に入り込み楽しむことができます。幼稚園・保育園の発表会の題材としてもよく使われる絵本です。
めっきらもっきらどおんどん
作:長谷川 摂子 絵:ふりや なな(福音館書店)
かんたが「めっきらもっきらどおんどん♪」とへんてこな歌を歌いながら遊んでいたら、木の洞穴の中に吸い寄せられ、化け物に遊びに誘われてしまうお話です。
化け物がでてきたり、絵の描写が少し不気味だったり、ちょっぴり怖い⁈と感じるこの絵本。でも、子どもはこの「ちょっと怖い」が大好きなのです!
「めっきらもっきらどおんどん」「もんもんびゃっこ」「しっかかもっかか」出てくる言葉もヘンテコで、ついつい声に出してみたくなるほど魅惑的です。
年長児であれば、自分で化け物になりきって衣装を作ったり、自分に化け物の名前をつけて得意技を披露するのも楽しいでしょう。
ごっこ遊び・なりきり遊びは、子どもを夢中にできる魔法の遊び
いかがでしたか。
今回はごっこ遊び・なりきりあそびに発展させやすい、人気の絵本を3冊紹介しました。
ぜひ教育実習に行く際などには取り入れてみてください。
また、どんな絵本でも工夫次第でごっこ遊びに発展します。
ごっこ遊びの題材は「今、子どもたちの楽しんでいるもの」が一番です。子どもたちの大好きな絵本をもとに、どんな材料があればこどもたちがごっこ遊びとして楽しめるか、子どもたちと一緒に考えてみるのも面白いかもしれません。
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