新型コロナウイルスの影響で急速に変わりつつある就活市場。就活傾向が代わる年においては、前年の就活アドバイスが参考にならず、就活そのものに対する不安以外にも悩みなどを抱えなければなりません。
保育実習にも大きく影響を受けている保育学生さんも少なくないのではないでしょうか?
今回はMeetRiiで推奨している「オンライン就活」について、メリット・デメリットをお伝えしていきます。
オンライン就活はどんな種類があるの?
まずは、オンライン就活の種類をご紹介します。
大きく分けると幼稚園・認定こども園・保育園で行われているオンライン就活は下記3つです。
1.オンライン合同説明会/オンライン就職フェア
2.オンライン説明会/オンライン見学会
3.オンライン面接
3つ目の「オンライン面接」は、ピアノ選考・作文選考をあまり実施していない保育園の一部で実施されています。
幼稚園・認定こども園で実施されている園はあまり見かけません。
では、それぞれのメリット・デメリットなどを詳しく見ていきましょう。
1. オンライン合同説明会 / オンライン就職フェア
現在、幼稚園・保育園・認定こども園などの施設を問わず全国的に取り入れられつつあるのが「オンライン合同説明会」です。市区町村などの私立幼稚園協会・地方自治体が主催で実施していることもあれば、MeetRiiのように企業が主催していることもあります。
基本的にはどちらの場合もオンラインビデオ会議システム「ZOOM」を利用し、1園あたり平均15分~30分間程度説明や質疑応答などの時間をとり、時間になったらタイムテーブルに沿って別の園と入れ替えを行うのが主流です。
オンライン合同説明会のメリット・デメリットは?
<メリット>
・ネット環境さえあれば、どこでも参加可能
・移動の必要がないので交通費がかからない
・個人情報を渡さなくていいので、しつこい勧誘にあわない
・効率よくたくさんの園をみて、比較分析することができる
<デメリット>
・ネット環境によっては音声や映像が乱れてしまう可能性がある
・機器トラブルが発生する可能性がある
・オンラインなので他の参加者の空気感がわからず質問しにくい
アプリをダウンロードするだけで、PC・タブレット・スマートフォンすべての端末で使用することが可能なため、ネット環境さえあれば【時間】【場所】を問わないのがオンライン合同説明会に参加する最大のメリットです。1園あたりに割く時間も15~30分なので効率よく園を知ることが可能です。
園内の雰囲気が伝わりにくい、というデメリットをあげる人も中にはいるかもしれませんが、リアルな合同説明会でも園内の雰囲気を伺い知ることはできないため、あまりデメリットとは言えません。
しかし、個人のネット環境によっては、音声や映像が乱れてしまうというのがオンライン最大のデメリットといえます。逆に、他の参加者の雰囲気がつかみにくいため、質問するのに勇気がいる、という声はよく聞きます。ただ、チャット機能などを活用してもいいですよと公表しているオンライン合同説明会もあるので、上手く活用することで解決することが出来ます。
主催団体による違いはある?
次は主催団体によるメリット・デメリットを見ていきましょう。
<協会・自治体主催のメリット>
・市区町村などの単位での開催なので、ピンポイントで地域を絞ることができる
・主催がしっかりしているため、参加者が安心できる
<企業主催のメリット>
・専任のスタッフが運営に当たっているため、トラブルに対応してもらいやすい
・スタッフがチャットで質問を受け、代読してくれる場合があるため、普段聞きにくい質問がしやすい
・地域に関わらず、気になる園を見つけることができる
協会・自治体が主催しているものへのメリットは、なんといってもピンポイントで行きたい地域に参加できることです。ただし、必ずしも自分が行きたい地域の園が開催しているとは限らないことが、デメリットでもあります。
また、運営母体がしっかりしているので気持ちの面ではありますが、安心して参加できるのは大きいでしょう。
企業が主催しているものへ参加するメリットとしては、県単位など少し広範囲で行っていることが多いので、地域を問わず多様な園を見れること。また、運営スタッフが会場内に同席していることが多いため、何かトラブルがあったときなどにスムーズに対応してもらえることがメリットといえるでしょう。
2. オンライン説明会 / オンライン見学会
オンライン説明会・オンライン見学会は、園が単独で開催しているものを指し、こちらは企業系保育園によくみられます。
2000年の規制緩和で株式会社やNPO法人などが参入できるようになった保育園業界では、企業系保育園を中心に一般企業と同じレベルでオンライン就活を積極的に導入しています。
オンラインでの見学会や、説明会など就活生向けに情報開示をしており、企業内ページや就活系サイトからプレエントリーをしている保育学生向けにオンライン説明会・見学会などの日程を案内してくれます。同時に、企業系が参入したことによって、特に系列で保育園を多く抱えている社会福祉法人なども、オンライン説明会に力を入れる保育園が増えてきています。
基本的にはオンライン合同説明会と同じくZOOMアプリを使用することが傾向としては多いようですが、Youtubeの限定公開でライブ配信を行うなど、園によって様々です。ただ、学生さんが普段から使い慣れているツールを選択する園が大半なので、操作ハードルがなく参加できるよう設計されています。
<メリット>
・園内からの配信が多く、実際の保育現場をリアルタイムに見せてくれることもある
・単独開催のため少人数制で、より詳しく話を聞くことができる
・交通費などのコストがかからない
・その後の選考まで比較的スムーズに案内してもらえる
・平日、土日ともに開催していることが多い
<デメリット>
・ネット環境によっては音声や映像が乱れてしまう可能性がある
・機器トラブルが発生する可能性がある
・少人数開催のため1対1になることもある
・流れが出来上がっているため、気づけば選考フローに流れていることがある
基本的に、オンライン合同説明会同様こちらも機器トラブルやネット環境に寄るところ以外のデメリットはあまりありません。
強いて言うなら、志望度が低くても気軽に参加できるオンライン合同説明会とは異なり、志望度がある程度ないと気がつけば選考フローへとんとん進んでしまっていて慌ててしまうことくらいだと言えます。
これに関しては「他の園とも比較検討している最中なので、選考は待っていただけますか?」という事で防ぐことができます。どうしても押しに弱くてうまく言いくるめられそう‥‥という学生さんは、電話ではなくメールなどで連絡をとることをお勧めします。
ぜひ幼稚園や保育園の求人情報をチェックして、気になる園が開催している場合は積極的に参加してみてください。
3. オンライン面接
こちらも企業系の保育園で導入されることが多いオンライン就活です。
<メリット>
・住んでいる場所を問わず、全国どこでも受けることができる
・交通費などのコストがかからない
<デメリット>
・ネット環境によっては音声や映像が乱れてしまう可能性がある
・機器トラブルが発生する可能性がある
・オンライン面接専用ツールを導入していることがあるため、使い慣れないツールを使用することになる
オンライン面接が、唯一あまりオススメしないオンライン就活方法です。
誰にでも無料で公開されているZOOMアプリなどではなく、専用のオンラインビデオ会議システムを導入していることも多く、テスト接続なども出来ないためそもそも慌ててしまうという学生さんが多くいます。面接前に慌てないこと、平常心でいることは、自分を正しく判断してもらう上で最も大切といえます。また、音声トラブルや機材トラブルなどが起きてしまった場合、学生の声が面接官に聞き取りにくい状況ももちろんですが、面接官の質問が聞き取りにくいという状況も想定されるため、双方にとってデメリットとなります。
比較的ビデオ会議に慣れており、ネット環境も良いという場合や、地方から就活をしたいという場合以外はあまりオススメしません。
新型ウイルスをきっかけとはしていますが、これからは「オンライン就活」が徐々に主流の時代となってきます。
それぞれのメリット・デメリットを理解した上で上手にリアルと使い分け、オンラインを活用していきたいですね。
オンライン合同説明会なら「OnlineMeets」がオススメ
MeetRiiでは、業界最速でオンライン合同説明会を開催。
ビデオオフでの参加OK、チャット質問、スタッフの代読、トラブル時のサポートなどに幅広く対応しています。
今後は、私立幼稚園協会を協賛に迎えた形での開催も予定。
開催時には、案内メールも届くのでぜひ今のうちに参加登録しておきましょう!
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